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サーフボードカスタムオーダー専門ファクトリー直販・通販店

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ビギナーズ バイブル・サーフィンのルールとマナー

●テイクオフ編

テイクオフして揉めてしまった時。

同じポジショニングラインからドロップイン(前乗り)したのに、たまに「俺の方が先に立った!」と言う方が居たりします。

以前のNSAのコンペでの規定はスタンディングファーストというルールがありましたが、今は基本ピーク優先になってます。

どんなに先にスタンディングしたとしても、基本はピークよりからテイクオフをしたアウトから乗って来るサーファーが、優先権を持つというのが世界的にも基本ルールになると思います。

こういった三角波の分かりやすいブレイクなら、奥からテイクオフしたサーファーに優先権があります。

上手いサーファーの中では、厚い所ではスタンディングせずに待ち、ショルダー張るタイミングで立ち上がり、一発目からトップアクションを狙っているサーファーも居るものです。

また勘違いされやすいのですが、ビハインドピークといったものもあります。

この感じ、よく勘違いされている方も多いかと思います。

自分の居る位置が奥だというピークの判断ではなく、あくまでもピークは波が割れ始める頂点のことなので、このようなビハインドピークからのテイクオフは波の奥からテイクオフしたとしても基本優先とはならないのです。

ただオープンブレイクでは、この辺の判断は難しくなって来ます。

ワイドにブレイクするピークが分かりづらいオープンブレイクでは、コンペ規定では先に明確なターンをしたサーファーが優先とされています。

通常ピーク(波の奥)優先とするならBの方が優先権があるのですが、先に明確なターンをしたAのサーファーがコンペ規定では優先権が得られ、BがAのサーフィンを邪魔する演技をしたらペナルティーを与えられてしまいます。

しかしこのルールは競技での規定なので、一般に楽しむフリーサーフィンの中では、より波の奥からテイクオフしたBが優先権を持つと考えた方が一般的かと思います。

こういったブレイクも多くあります。

この場合、競技では先にテイクオフしたサーファーに優先権が与えられます。

しかし先にテイクオフした選手の邪魔にならなければ妨害にはなりません。

同時にテイクオフした場合は、積極的に接触を避けなかった選手に妨害が与えられてしまいます。

一般的にはやはり譲り合いと接触のないようにライディングする気遣いが必要になるかと思います。

実際海の中で「ココがピークだっ!」っていう判断も、相当ブレイクが分かりやすいブレイクでなければ分かりづらいところもありますからね。

やはりテイクオフにおいても、お互いを気遣うマナーな部分も大切ですよね。

テイクオフする際は周りを確認することも必要だと思います。

たまに気付かず前乗りしてしまっているサーファーも居ますよね。

どんなにピーク優先にテイクオフしたとしても、前乗りするサーファーと接触してボードをクラッシュしたり、怪我をしてしまったら更に最悪です。

前乗りされても危険と感じたら、ライディングを諦めるのも必要だと思います。

奥からテイクオフするサーファーに声をかけられたら速やかにテイクオフをやめる。

もしもドロップインしてしまったら、邪魔にならないように速やかにプルアウトする。

もしもプルアウト出来ず邪魔をしてしまったら、素直に「申し訳ない!」アピールをする。

邪魔されてしまったサーファーはイラッとしても、「まっいっか!」な気分で気持ちを落ち着かせる。

こんな気遣いやマナーを持って楽しめるようになったら、平和にサーフィンを楽しめるようになるのではないでしょうか?

ついつい熱くなってしまったり、その日の虫の居所が悪かったり・・・

注)「申し訳ない!」アピールはヘラヘラして謝るのはやめましょう!(笑)