オーダーいただいた新規ユーザー様とリピートユーザー様から好評をいただいているリファインNEWコンケーブについて解説!

以前はサイズある波は勿論、地形が決まりやすくスモールコンディションでもしっかりショルダーが張り、インサイドまでライディングし、アクションを楽しむことが出来た千葉の海。

しかし海岸浸食や温暖化による低気圧や台風などのコースの変化などの様々な要因が重なり、千葉だけでなく日本の波質も年々変化を感じていることでしょう。

以前であれば素直にブレイクする波も、中々割れなかったり、厚くパワーが続かないなど、波に乗るのにもボードデザインの変化も必要性も要して来ていると日々サーフィンする中で年々感じて来ました。

パワーがなく、小さくても大きくても、中々波のスロープを作らないブレイクまでの動きも少ない昨今の波質で、いかにそのポジションでも素早くテイクオフを可能とし、張りづらいショルダーの波をいかに加速を得やすくするか、サーフボードデザインの見直しをテストして来ました。

そして2020年の今年、コンケーブの見直しもすることで、オーダーいただいているお客様からも好評を得ているシェイプに成功することが出来ました。

波自体にしっかりとした動きがあることでボトムの水流が得られやすく、波の押す力も加わって滑り出しをスムースに早く、トップスピードや加速への速さも得られやすくなります。

しかし波の動きが弱く少ない場合、ボトムに流れる水流も弱まり、ボードの推進力は弱まってしまいます。

そこでいかにボトムに素早く水流を生み出し、スムーズに推進や加速を得るために、コンケーブによる水の流れの軌道をしっかり持たせる必要性を考えるに至りました。

コンケーブを深くすると、特にパワーのあるサイズある波では、大きなラインで走る際にスタック感を感じてしまうといったところがセオリーでしたが、ロッカーとのバランスや丁寧なシェイプにより抵抗を生ませないコンケーブをデザインすることで改善させることも出来ました。

ノーズ先端エリア

ロッカーとのバランスの中でフラットにシェイプされています。以前はレールの切り返しもしやすくとVEEデザインも採用していましたが、いかにスムースに水の流れを得られやすくするかを考慮により、フリップのある先端はフラットを基本としています。

エントリーエリア

ここもフラットであったりVEEを施していましたが、以前より更にノーズ寄りから少しづつ浅めにコンケーブが入り、素早く水の流れを生ませやすく考慮。

このエントリーが早いコンケーブによって、以前よりも厚い動きの少ないポジションからもボードを稼働させることを可能にしています。

加速プッシュエリア

パドルでの胸の前辺り、また前足の前辺りのエリアからすでにコンケーブを深めていくことで、プッシュ加速を得やすく考慮されています。

ホースの水をイメージしてみてください。

ホースの先端からダラダラ流れる水も、先端をキュッと締めると勢いよく水が流れますよね。

そのように加速をする際に前足で踏み込んだ時に、ノーズから流れる水流が勢いを増すといったところでしょうか。

レール側に水流が抜けることなく、素早くセンターからテールに向けての水の流れを生み出せることで、素早い駆動力や推進力を得られるように考慮しています。

厚いポジションでも、スッとこのエリアに荷重をするだけで、スルスルグングンとイージーな加速を得られ、以前からヨシノシェイプを乗って来ているユーザー様からも変化を感じる好評を得ているところでもあります。

このエントリーエリアから加速プッシュエリアのシェイプが大変重要であり、ここに抵抗を生む質の悪いシェイプであると、ライディングや加速でのスタック感や失速感を感じてしまい重要なところでもあります。

アウトラインやロッカーデザインとのバランスも、大変重要となって来るポイントです。

センターエリア

ボードのセンターからテールに向けて、更にシングルコンケーブが深まります。

スタンスの真下辺りのスピードコントロールやドライブに重要なエリアとなります。

このディープなコンケーブによりスピードを得るほど揚力が得られ、コントロールの自由度や推進ドライブ性能が高まります。

フラットフェイスセクションであっても、ただボードに乗っているだけでスルスルと走ってしまうほど快適で魅力的な乗り味です。

テールエリア(フロントフィン)

フィンエリアに向けてシングルコンケーブ、そしてダブルコンケーブが深まっていき、最もコンケーブが深まるエリアとなります。

ジェットエンジンかのような推進力と、揚力による軽快なテールコントロールが可能となります。

左右に分かれるダブルコンケーブはVEE効果と同様にレールの切り返しも容易にします。

テールエリア(バックフィン)

バックフィンに向かってコンケーブは浅くなり、はっきりとダブルコンケーブになっていきます。

これにより失速を感じることなくドライブを活かした安定したターンの際のレールの切り返しが容易になります。

テールエンド

画像では分かりづらいですが、しっかりとテールエンドまで浅くダブルコンケーブが抜けていきます。

ダブルコンケーブのVEE効果を活かしながら、スピードをキープしやすいデザインです。

小波用モデルのワイドテールなデザインのボードでは、はっきりとVEEを施し、ルースなコントロール性を高めているモデルもあります。

このヨシノシェイプの新しいコンケーブデザインは、まるで波のフェイスに軌道があるかのように安定してスムースに常に加速を感じながら走り進み、失速感を感じず軽快にターンも楽しめるといったフィーリングを感じられるので、大変乗りやすく攻めやすいと感じていただけるかと思います。

ブレイクしそうでも中々割れないといった動きの少ないコンディションでも、厚いウネリのようなところからスムースに滑り出し、一度滑り出すと初速を得られるままに止まることなくアプローチしていけるテイクオフの早さも感じられて魅力なと感じるところでもあります。

この手間と時間をかけて丁寧にシェイプされ施されているヨシノシェイプならでのコンケーブデザインによるメリットや楽しさ、そしてポテンシャルを、ぜひ感じられてみてください!

勿論すべてのモデルに、アウトラインやロッカーとのバランスの中で施されています。